裸足になって目を閉じれば 時計は夕方を指す 畑をするじいちゃんとばあちゃんの 邪魔もしていたっけな 無邪気に笑っていた 電車の中から見えるものは 疲れた顔と高いビル あの頃とは違う景色にも すっかり慣れてしまったな 別に悪くはないけど にごった空気 一人たたずんで吸い込んだ 青い記憶はいつだって見渡せば 僕のところにちゃんとあるみたいだ いくらでも増える想いは あなたに話したくなる 好きだったトマトが実る頃 会いに帰るよ 忘れ物ばかりしていた 赤いランドセルの頃 チャリに乗ってよくお母ちゃんが 届けにきてくれたな いつも叱ってくれた 空振りの恋 苦い過ちも知ってしまった 青い記憶はいつだって見渡せば 僕のところにちゃんとあるみたいだ この場所に帰れば 心は子供のままで 小さい実が大きくなるように 見ていてね