一筋の命が 今宵の帳を照らす 夢見ていた 大気圏の摩擦で その身を焦がしたイーカロス 向かい風が諦めろと 僕等へ囁いて 肩を撫でても 空への憧れを 詩にしてたんだ 些細な綻びを 孕んだ運命の秒針 歩む両足よ すくまないでおくれ 少年 さあ立ち上がれ No pain, no gain 地上の凡人よ 飛んで 羽ばたく翼があるなら 取り戻せ存在理由の証明 一握りの星を 夜明けの空に仰いだ 暗い晴天下 地平線の狭間で 穢れた願いの真価を疑っていた 飛び立てない悪魔の両翼は 光に触れても 天使の笛の音に 嗤われてたんだ 弱さが罪業なら 朽ち果てた羽も 流したその涙さえも すくわないでうたえ 少年 さあ立ち上がれ No pain, no gain たとえ那由他の光年掛かろうと 翼があるなら 掴み取れ存在自由を以って 到底 叶わぬ夢と知りながら 振り返ることなく果たせ 証明