道端で揺れている 黄色い花びらたち 車が通り過ぎるたびに吹くのは燃える風 石段をのぼりきり 蠢く街見渡す 銀色に光る雲にいつか手は届くだろうか あなたの声だけが この胸震わす いつでもどこにいても 僕を離さない 忘れてしまった約束は何処に 青い波 旅をして 白い泡になって消える 美しいその世涯にただただ見とれていたんだ 旅立ちは やってくる 誰にもいつの日にか その時こそ日ざしのまぶしさが少し変わるだろう あなたの吐息だけが 優しい声になり この目を閉じてみれば 星になれそうで 涙のこぼれる夢はもう見ないよ もう一度会えるかな もう会えないかな あなたの声だけが この胸震わす いつでもどこにいても あざやかに響く 透き通るあなたの声だけが 闇をつきぬけて こわれそうな心を 鎮めてくれるよ 戻ることのない 道をまた歩こう