Track by永井 みゆき
空の徳利に 待宵草を 一輪挿した おんなの想い 手酌に酔うころ あなたは気づく 消えたこころの 花灯り 恋の裏木戸 キチリと閉めりゃ 花は無口な 意趣返し <♪> 袷羽織を 鴨居にかけて ほころび見つけ 繕いなおす 一人じゃなんにも 出来ない人に 文字の代わりに 綴る糸 弱い未練に 鋏をいれて 祈るしあわせ 袖しずく <♪> 肩に流した 黒髪断って ひと色口紅(べに)を 明るく引いた あの日の私は 他人のそら似 きっと二人は すれ違う 足を止めずに 恋路が辻を 風と消えます 影ぼうし