川沿いは遠回りだったけど 君はこの道が好きだったね 心のその片隅 風が吹き抜けて 水面(みなも)がキラキラしてる 器用なタイプじゃないし 説明がうまくない僕だったから ホントの気持ち ちゃんと伝わらなかったかも 大事な関係なのに 一度離れた方がいいなんて なぜ言ったのか 君を傷つけちゃってごめん 一人になって 考えてみたよ 僕が間違ってたんだ 元に戻りたい どうすればいいの なんて情けない男 川沿いを何度歩いただろう 僕たちが恋してた頃 ただ一緒に どこまでもどこまでも歩きたかった どうでもいい話とかしながら 夕陽が沈むのを眺めたり 土手にぽつんと咲いてる花の名前を 思い出したりした日々 やさしいだけじゃダメだし 強引な愛なんて流行(はや)らないって 誰か言ってた 理屈通りにいかないよ 自分の勝手なところ 正直にぶつければよかった かっこをつけて いい人のフリしてごめん あれからずっと 胸が痛かった 君にまた会いたくて… 電話しようかな 何を話せばいい? なんて最低な男 川沿いを今日も歩いてるよ マンションが見えるこの辺(あた)り 犬を連れたいつものおばあちゃんが通り過ぎてく 僕は何を求めていたのだろう 君と別れてやっと気づいた 何でもないこういうただの日常が幸せってことなんだ あの日 確か雨が降ってたね 傘で顔が見えなかった 君は泣いていたのかなあ それとも あきれてたのかなあ 僕の愚かさに… 川沿いを何度歩いただろう 僕たちが恋してた頃 ただ一緒に どこまでもどこまでも歩きたかった どうでもいい話とかしながら 夕陽が沈むのを眺めたり 土手にぽつんと咲いてる花の名前を 思い出したりした日々