春の風 通り過ぎてく時 あなたの記憶も 奪い去ってほしい 舞い降りて来た ひとひらの花 そっと握り締めたまま 泣きたい気持ち 抑えきれず 涙色に染まった 「ねぇ、お願い。思い出には これ以上出て来ないでよ。」 大事な想いだから 傷付かないように 心の奥の大切な場所に 仕舞っておくの 朝の風 まだ肌寒い時 暖かい毛布と あなたの笑顔 思い出してた ひとひらの花 やわらかく色付いて 夕陽の色に 負けないように 桜色に染まった 「ねぇ、気づいてた? 私の頬も 瞳さえ色付いたこと。」 大事な想い出だけ 忘れはしないように 涙の色のひとひら共とに 仕舞っておくの 大事な想いだから 傷付かないように 心の奥の大切な場所に 仕舞ったのに 大事な想い出だけ 忘れはしないから 涙の色のひとひら共とに 仕舞っておくの