ねぇ少し聞いていいかな 私が生まれたあの日のこと 私はきっと泣きじゃくって あなたにしがみついていたんでしょう あなたがつけた日記に 沢山の愛が溢れてる いつも困らせてばかりいたけど テレビの泣けるシーンで もらい泣きするこの癖は あなたがいつも そうしていたから あなたの『おかえり』 手のひらの温もり どんな痛みも遠く飛ばしてくれたね 私はあなたに何ができたの ねぇ母さん いつもありがとう ねぇ少し聞いていいかな 私が生まれたあの日のこと 大きな泣き声聞いたとき そして初めてその手に触れたとき いくつも悩んだ末に 私にくれた名前は 何度も私を気づかせてくれたんだ 本当に嬉しい時 無口になっちゃうのは きっとあなたが そうだったから あなたの『ただいま』 嬉しくって走った あなたの膝に飛びついた『おかえり』 私はあなたに何ができたの ねぇ父さん いつもありがとう 初めてウチを一人で出た時 いつまでも手を振るあなたがいました いつも大事なことは振り返って初めて気づく きっとつまずいた時も いつも近くにいなくても 遠くでずっと手を振るあなたがいて 遠く離れても もう大丈夫と 見えるように 立ち上がるね 今度またウチに帰るから