たった一瞬の合図が 天命を塗り替えた カンカンカンと響いた アイツの足音 形勢は不確定 まして曇天は不安定 キッキッキッと睨(にら)んだ 眼差しは艶やかに 重ねた掌に見えた 覚悟という名の 赤い魂 雷鳴 響鳴 静寂(しじま)を切り裂いて 彷徨う心は叫び出す 瞳の奥の誓いの証明 燃やせ 深く 深く 闇に咲いた太陽 たった一寸の刃と 呪われた言の葉 タンタン太鼓叩けば 笑顔は消えてく 嗚呼・・・ チッチッチッと舌打 ため息は誰の所為(せい) 今宵も然(しか)り 滾(たぎ)らせた青白い魂 愛も 夢も 一握の運命(さだめ) 何人たりとも汚(けが)せない 弛(たゆ)まぬ月の光の中で 何を 誰を 救うの 欠伸(あくび)を飲んだ 名も無き野良猫 ひとつふたつと 散りゆく花びら 眩い閃光が 唯一の道を照らした 愛も 夢も 一握の運命(さだめ) 何人たりとも汚(けが)せない 弛(たゆ)まぬ月の光の中で 誰を想うの 雷鳴 響鳴 静寂(しじま)を切り裂いて 彷徨う心は叫び出す 瞳の奥の誓いの証明 燃やせ 燃やせ 闇に咲いた太陽