何に流されて ここまで来たのか 古い傷跡やけに痛むな 悲しみの予感 震え立つ怒り 背中に隠して 冷静になれ 頼れる奴は あんたしかいねえ 男の純な心に 付け入る輩 ケジメさつけやしょう! 罪と罰 無様 無様 無様な鉛の弾 一瞬の火花で 燃えたぎる 不器用 愚か 愚か 愚かな 紅蓮の華 破れ散ることも恐れないで ただひたすら仁の道を進めよ 「坊、親分さんがいなくなった今、 龍田組を背負っていけるのは 若頭のあんたしかいねえ」 「いまだに坊ちゃん扱いされる 若頭に そんな器があるのかね」 「器があるかないかじゃねえ。 やるかやらないかよ」 「なぁ、風間。 親父の仇を取ってくれねえか。 あんたしか頼れる奴が いねえんだよ」 「親分さんに受けた恩を 忘れちゃいやせん。 この龍田組 守り通してみせやしょう」 背中が鳴いて叫ぶよ 畜生どもに ケジメをつけろと 男は 無様 無様 無様な鉛の弾 一瞬の火花で燃えたぎる 不器用 愚か 愚か 愚かな 紅蓮の華 破れ散ることも恐れないで ただひたすら仁の道を進めよ ただひたすら仁の道を 進むよ