打ち上げられた蒼い満ち潮の夜 棕櫚の葉陰に星がまた一つ降る 浮び上がる ほら 水着のあとだけが 時を そっと二人に教える 朝が来るわ 夏の夜(よ)は短すぎる 夢が醒める なぜかしら怯えてるの 抱かれるたびにその腕のなかで 私泡になりそうよ <♪> 珊瑚の海をあなたと漂う午後 光のベール揺らしてサカナが舞う 声も出ない でも伝えたいの そっと 震え きっとあなたに聞こえる 熱い恋が 苦しくておぼれそうよ 消えていった悲しみの人魚のよう 手を離したら この海の底で 私泡になりそうよ <♪> 朝が来るわ 夏の夜は短すぎる 夢が醒める なぜかしら怯えてるの 抱かれるたびに その腕のなかで 私泡になりたいの