街外れの 公園はまだ 明かりが一つだけあって お月様のように 二人を照らす 人も居ないし 良いムードだし 何かが起こりそうなのに 曖昧な素振りを 君は続ける そんな時 君は急に 真剣になって 壁に手をかけて 顔が大きくなっていく君 ソフトクリームのように溶けそうな 甘い甘い私は あなたの口に合うか わからないけど 君は数学のように解けそうで いつもなぜか解けなくて だけど知りすぎるのも 逆に怖い <♪> 夜のとばり 私たちは 光に引き寄せられて 静かな売店 足を止めた バニラにするの?抹茶にするの? 本当はどっちでもい良いの 少しでも長く 君といたくて 帰り道 想い溢れ 泣いてしまったら 強く抱き寄せて また会えるよと言ってくれるの? ソフトクリームは時間と共に 少しずつ無くなって 涙のようにポタポタ 落ちて消えた 君を数学のように解いた時 すべて終わってしまいそう 心が離れるのは とても怖い <♪> 二人は寄り添い 最後のキスをした 時よ止まれ ソフトクリームのように溶けてゆく 淡い夏の魔法は 私の勘違いか わからないけど 君が選んでくれたバニラ味 もう一度買ってみたの だけどあの時のように 甘くなかった