取って付けてやれ 心を 天晴れ草臥れても 猫に言われても 腑甲斐無く 取って付けてやれ 心を 躍起に織りなしても 衒らかしても 深く潜っていく 蟠っている 黙っているのは 悠揚迫らず固まる童 灰汁を取っている 只笑っているのだ 依怙地にも成れない 私を許さないでね ああ言えばこう言うと 実の所 苦し紛れ仕方ないけど ああ言えばこう言うと 実の所 恥ずかしくて堪らないけど その億劫は語るに落ちるの 蹲っている 庇っているのは 夕焼け小焼け 色褪せる童 茶を濁している 只笑っているのだ 歩けど歩けど 黒い空を 見渡す許りの旅 朝も夜も同じ事でしょう 恥じらっている 只笑っているのだ ぎこちなく馴れ合い 私を許さないでね