嗚呼、誰かの為にだけ 生きていけたなら 後悔せずにいたの? ふと過ぎゆく景色に あの日の色を重ねては 溜息だけ溶け込んでく 君を哀しませた夜 もう過去には戻れなくて 解るはずないと意地張って 何もかもを遠ざけてた 「あるがままでいい」 君の言葉だけ 強く胸に抱きしめて 心閉ざしていた 君と出会うまで 愛されて痛みを知った 夕暮れに照らされた 少し疲れた君の背中 泣いている様に見えた 弱さを見透かされる様で 真っ直ぐに瞳を見れなくて 誰にも頼らない事が 強さだと履き違えてた 笑っていて欲しい 未完成な僕の 唯一の強い願いで 受け止めてくれる君を 困らせてばかりいた 僕に何が出来たのだろう 例え時が経っても 色褪せることの無い 煌めいた追憶の中で 僕は何度でも息を吹き返す 信じられる物見つけたから