暗い暗い道筋を 朝未き海を照らした 淡く光る誉れも 次第に傾き始めた ひどく高い所で また一つ踏み違えたらしい 長い長い凪はしけ 景色は赫い赫い海へ 薄れた息で意識を繋ぎ 淀む海に目を凝らす ただ彷徨の日を行く 火の海が咲いている ちぎれちぎれ厳かに あの崖にもしも届いたなら 滾る火をも撒けるのだろう あの丘にもしも登れたなら 背に茜が広がるだろう 絶え絶えの息で理想と題し描いた 夕景 ひらひら身を焼く火の花が 舞い落ちれど まだ溺れているべきだと どの頭が弾き出した ただ邁進してゆけ さあ ゆらりるら揺らぐ火の中 今にまた涼しくなると 見据えぬ希望を掲げるな 右も左も後も先も 今しばらく焼けゆくだけ ただ邁進してゆけ さあ あの丘にいつか登れた時 滾る火をも撒けるのだろう その先がたとえ暗がりでも 背の茜は 誇り高く 赫く赫く 燃え盛る 咲き誇る
