海岸線を邪魔する緑 日暮れ知らせる鐘がなる街 揺れる江ノ島電車の窓に 映る姿は途切れ途切れに あと少し近づいたら 壊れそうなふたりは海を見ていた 初めて会った時気づいていた これからは寂しくさせないからね もしも海が無くなっても 「さよなら、またね」 なんて言わないから 海辺で交わしたあの話は 形に残らずとも覚えていて それは誰も知らない ふたりだけの物語さ 海を見るあなたが愛おしくて それがたまらなく嬉しいんだ 夏が過ぎて秋が来ても これからも そばにいたいと思ったんだ もしも海が無くなったら 歩いて行けるとこまで行こうか 行けるとこまで行こうか