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花標本乙女:芍薬

Track by中恵光城

68
3
  • 2022.10.30
  • 6:14
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歌詞

咲いたPeony 此処に誓うわ 永遠(とわ)に共に在ると 誰にも引き裂けない 二人だけの在り方を結ぶ 『あなたはわたしで、 わたしはあなた』 見目麗しい双子は華やいで 蕾とは思えない輝きを その身に宿して無邪気に微笑む 誰もが二人の幸せを願った 仲睦まじい姉妹はほころんで 姿も仕草も声色さえも よく似た少女は可憐に微笑む それは二人で一人の存在のよう 秘密の遊びをしましょう 花飾り(はな)を入れ替えて 『あなたはわたしに、 わたしはあなたへ』と 時が経ち 蕾は開き 美しく咲き誇る 大輪に魅せられた男達(もの) 誰一人、 真実を見極められた者はいなかった (語り) ある日、一人の旅人が 息も絶え絶え村を訪れた。 青年は盲目であった。 彼は「看病のお礼に」と、 世界中で耳にした 様々な冒険譚を話して聞かせた。 妹は目を輝かせて話を聞き、 姉はそんな妹の姿を見て、 不安を覚え始めるのだった。 見知らぬ世界 見知らぬ物語を 聞いては 想像しては揺さぶられた 「「この気持ちは 一体なんなのだろう」」 重なり合う二人は逆さまへと… ――外の世界を見たい 色を感じてみたい ――新たに生まれた 好奇心を抑えられない ねえ、どうしてなの? 二人はいつも 『同じ』のはずでしょう? 内の世界で 溶け合っていたいだけ 逆巻く嫉妬(かんじょう)を 抑えられそうにない やめてよ、 悪い冗談なんて嘘でも聞きたくない 早く目を醒まして 確信してしまったの、 旅人(アレ)は危険なのだと 秘密の遊びを初めて 見破られたあの時 二人の花園(その)で 並んで咲き誇るの 生まれ出づる時 そう定められていた 姉(わたし)だけが 妹(あのこ)を認められる 妹(あのこ)がいるから 姉(わたし)は生きているの 不変の理 唯一つだけの正解(こたえ)だから それを乱すのなら…… 誰も踏み入れさせない 不穏の種すべて 何一つ 赦しはしないから どうか泣かないで 愛しい片割れ(ひと) 約束は永遠(とわ)に 二人繋ぐ どうか泣かないで 片割れ(わたし)だけが あなたを愛して 受け入れるのだから

このアルバムの収録曲

  • 1.花標本乙女:芍薬
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