いつも願いなど 叶わずに過ぎて ずっと夢見ていた 幸せな明日を 流れるひつじ雲 そよいだ冷たい風 青い花が咲く空まで 君の手を握って 走れたなら 溢れ出した この想いも そっと胸に抱いて 眠れたなら いつも希望など 泡のように消えて ずっと祈っていた 幸せな明日を 眺める並木道 揺らいだ二人の影 躊躇う度に僕は あの日見た景色なぞった 曇りガラス越しの世界が 鈍く滲んだ 雨上がりの茜色は 光のプリズムに 彩られて 隠していた この痛みも 少しずつ零れて 溶けていくの 青い花が舞う頃には 懐かしい香りが 漂うから 悲しいこと 今は忘れて 温かい記憶と 眠れたなら 君と夢の中で 笑えたなら
