雨が僕を濡らす 打たれる「オレンジ」 溢れる 忘れる 静けさと待ち合わせ 不変帰り道 踊るせっかちな足 あまりにも甘い 香りに浮かれて 秋の駆け出し 季節に僕はほろ酔う 溺らす「オレンジ」 花めき ほのめき 不変に色を塗って 遠い星月 踊る足を止めて 溶け合う秋に このまんま呑まれたい 季節が僕を縛る 消えゆく「オレンジ」 抱いて とどめて 夢心地でいてずっと 匂いを辿って 花の屑探すけど さらわれ移ろって 棘に変わるぬくもり 雨が僕を濡らす 打たれる 「オレンジ」 溢れる 忘れる 静けさと待ち合わせ