杓子定規なやり口で 噂どうりの口減らし 注射針が散らばるホームで 昼下がりの栄養補給 この暮らしもそろそろ 嫌気がさしていた それはどこか遠い街の展示会で 出会った 古い遠霞の絵に似てる 見違えるような 水嵩に気後れしちゃっても 補欠で入ったペテン師じゃ 無理もないかな 舌の根も乾かぬうちに生み出す 口実を ねじ切れそうな力でギュッと 曲げようかな 護岸工事は頓挫して 袋小路の副市長 高画質な呪いのビデオが きっと売ってるスクールゾーン 露払いの行方は知れない今もずっと あれはいつか夏祭りの相場観が 怖くて 廃工場のすみで泣いていた 駆けつけた警察の人が 正気じゃなくても 期待していた役割は果たせそうかな 膨張する宇宙の果てにちぎれた ストーリーが 見えたらそっと終わりを座して 待たせてよ