"白く霞んだ曙は、 まだ夜を溶かしきれないまま 暖かい夢を纏っている" これを冒頭にしよう。 連載途中の長編小説 いつか完結するだろう 書いては消す日々 どんな瞬間も 忘れたくないんだ 聞き飽きた言葉じゃなくて ありふれた結末(ラスト)じゃなくて 誰もが驚くノンフィクション 今日も嘘のない裏切らない1ページ どんな文字を拾い重ね 伝えればいいかな 丸めちゃった涙で滲む下書き "諦めかけた時にはいつも 思い出してる人がいた。 君がいなければ書けなかった。" これをあとがきにしよう。 登場人物が増えてきて 複雑になった相関図 いつもそばに居る仲間はずっと 変わらないままがいい 嫌われた悪役がいて 完璧なヒーローになる 君がいなきゃやだ、 ノンフィクション 人はいつだって1人では生きれない 胸の奥の深い傷も戦った証 全部全部伏線にしてしまえよ 忘れたくないところにずっと しおりを挟んだままにしてさ 何度でも読み返そう これが僕と証明しよう 未完成のこのあらすじは 僕の今日で変わってゆくさ 言葉に出来ないような今を こうやって積み重ね積み重ね 書き留めたい 聞き飽きた言葉じゃなくて ありふれた結末(ラスト)じゃなくて 上手く進めないノンフィクション 泣いてぶつかってぶつかって 強くなれ 1度きりの人生なんだ、 主人公になろう 奇跡みたいなあれもこれもそう、 本物