経年劣化の消耗品には 価値がないと決めつけて 見向きすらしなくなって やがて忘れてゆく 絶望経由、終点行き 5番線のホームで 順番を待っている やぶれ かぶれ 白い煙を吐いて 夢や希望と引き換えに 揺れる 揺れる 感情は押さえ込み ただ到着待っている 時刻表通り 各駅停車 苛立つ人で溢れかえす 待ってくれるはずもなく 大半は切り捨ててゆく 他人を突き飛ばし 乗り込んだ列車は どこへ向かうのだろう? やぶれ かぶれ 白い煙を吐いて 愛やぬくもりを代償に 褪せる 焦る 感情と2人きり ただ到着を待っている ただ到着を待っている 気づいた時にはもうすでに 引き返すことは出来ない