大きな空を駈ける 淡い星々の末裔 大地の縁をなぞる 水平線が思い出させる 誰かの声が響く 此処にかえっておいでよと 目を瞑ったら滲む 嘘みたいに消えて無くなるもの ふたつに重なる リアルとノスタルジック 欲張りな僕ら拾い集める 今の世界で答えを切り出し あても無い旅路へ 流れる星になる 幻のようにある 心の奥に霞んでいる いつもと同じ場所で 突然の雨 回想の雨 月に揺られて 軽やかな宴が続けば 魔法が解けて いつか 歪んだなないろの海に ゆっくりゆったり身体を浮かべた 余計な言葉しか言えない僕ら 水平線の向こうへ ひとすじの星になる 在り来たりの日常が 美しく輝く ほら 澄んだ夜空