ひみつのパン見つけた ドアを開けたのは僕 青色バンダナで ときどき笑う君 頬に光る汗 愛しい小さな肩 君がこねるたびに 僕は200°C ミミ ミミ 君のタイマーよ回れ ミミ ミミ 明日また 焼ける頃 会えるよね まわって ひとつになった 四角い部屋の中 まわって バターを塗って アハ はちみつこぼれたよ ひみつのパン見つけた 今日は君が開けたドア かなしいパン見つけた 鍵をかけたのは君 オーブンが冷めてく 杏色の窓 ミミ ミミ ねえ、少しだけ待ってよ ミミ ミミ 何を思い出して いるの 黙って 行ってしまった かじりかけのパン 残した ミミに最後のバター 涙がこぼれたよ ミミ ミミ 君のタイマーよ戻れ ミミ ミミ 今でも小麦色のまま そのままで まわって ひとりになった 四角い部屋の中 いつかは 君のしあわせ やあ 涙があふれたよ ひみつのパン見つけた 君が開けたドア 僕が開けたドア