時間は0時 空を仰いだ 特別な星を探そう 気づくときみは 近くに立ってた すぐそばで声をあげた 冬のある日友達に呼び出され 「卒業記念に僕らだけの 星を探そう」と拳を握った きみと初めて出会ったんだ そんなことに躍起になってるひとが いることをおかしく思った でもきみはただひたむきだった 星を追い続けていた そんな想いは子供のようで すでに忘れてしまった そこそこ歳とり 未来の不安や 孤独に怯えて進むのを恐れてた そもそも肉眼でなんて無理だった 望遠鏡ぐらい持ってこい いつかひとりになっても探すだろう 見えるわけない未知の惑星をいつか 笑って過ごせる日々を夢見てる あたしみたいに でもきみの目は輝いていた その目は遠くを見てた 失ったことや傷ついた日や 何も恐れず歩いてく あれから随分 時は過ぎたけど みんなは元気でしょうか 見つけるはずない星を追い続けた きみはどこにいるのかな 仕事はもう 慣れたけどたまに 思い馳せるんだ この大空に 時間は0時 空を仰いだ 特別な星を探そう 気づくときみは 近くに立ってた すぐそばで声をあげた それにつられて 同じほうを向く 一瞬の光を見た あたしはきみの 手を握ってた そのときに誓ったんだ 立ち向かうんだ これからの未来 きみが居なくなってしまっても 強く生きるんだ きみを好きになった この瞬間を忘れないで 歩いてく