男の胸は さすらいの小舟 港はひとときだけ 夢みるところ ちらちらと 街灯りともるたそがれ 一杯の水割りで さよならして 風がさらった 鷗みたいに たよりなく たよりなく 消えて行った 好きといって 迫って来ても 戻れない さすらい派 やっぱり俺は さすらいの小舟 いつしか港はなれ こぎ出すだろう ひたひたと 打ち寄せる君のまごころ きりきりと痛む 胸しかりながら 重い未練を 足にくくって 泣きながら泣きながら 消えて行った ここにいてと すがる君と くらせない さすらい派 ちらちらと 街灯りともるたそがれ 一杯の水割りで さよならして 風がさらった 鷗みたいに たよりなくたよりなく 消えて行った 好きといって 迫って来ても 戻れない さすらい派