AWA

綻儚

Track byルシノ

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  • 2021.07.21
  • 3:49
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歌詞

「どうせまた待たずとも季節は 廻るんだろう」だなんて言って たった今、 たった今ばかりひたすら生きてきた いつまでも満たされない凍てついた 心の罪科 「今だけが辛いだけ」騙し切った 暖かな陽射しにつられ 顔を出せば息ができなくなっていた ある朝 高架下ひとすじの春風が吹いた それもきっと、誰もきっと 気づかないで生きるんだろう そんなことつゆ知らず街は 変わっていくから その煌めき切り取って 僕のものにしたくなったんだ 儚くも力強く綻んだその蕾 見向きされず嗤われてサヨナラと 消えるのみ 不幸にもその日陰知りもせず咲いた 君 確かに煌めいた 空の下輝いていたんだ 民は偽れる季を春と知りて 二度と元に戻れなくなってしまった あれから 空の傍ひとひらの花びらが舞った それもきっと、誰もきっと 仰がないで歩くんだろう そんなことつゆ知らず街は 荒んでいくから その輝き寄り添って 抱きしめたくなった 変わることを恐れていた 暗がりを恐れていた 今もまだ雪の下ひとり 来たるべき春を待っている 花は咲く 然るべき土の上 雲は行く 意思もなくゆらゆらと 今もまだ雪の下ひとり 来たるべき春を待っている 道にまたひっそりと春告が咲いた それもきっと、今にきっと 咲わないで眠るんだろう 風曝し陽は堕ちて街は変わっていく だけど「またいつか」 と手を振って心の中にそっと──

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