Ah 祝福の鐘の音 響く教会の中庭 拍手の雨を潜り抜けた 花嫁がブーケ高く放る にぎやかに未来を 奪いあうみたいな 輪の中に 彼女はもういない 誰もがまだ幼さが抜けない あの頃からひとりだけ違う 夢を見て街を出て行った あなたの想い出をみんなが もしも忘れても わたしは忘れない Ah 噂も途切れた頃 美術雑誌で写真を見た その眼が知らない世界を 見ているようでまぶしかった そして3年前 外国の街から 名前しかないカードが来た どんなメッセージ伝えたかったの 自分で描(か)いたチャペルと青空 あの空へ帰る日を予感 あなたはしていたの 最後の息を吐きながら 誰を呼んだの 笑顔の下の孤独や涙 誰に分かってほしかったの その空まで教会の鐘が 聴こえるでしょう あなたが愛した 親友と恋人を今日は そこから祝って あなたが歩くはずだった 運命のVirgin Road