クライムーン 白塗りベンチは 君の涙で ぐしゃぐしゃ座れない 回るムーン 逃げ出した先の ダンスホールで フロアと汗を照らす うねるギター長い髪の あの娘古いロック弾いて それに合わせともに クルクルクル回る 星を生んで乱反射するってことを 照らせ僕の歪んだ顔を 鳴らした弦は夜に溶けていく だからねえ、悲しくて泣き出しそう それでも君は回っているだろう クライムーン クライムーン セメントの柱 酸の涙で 爛れていくよ 回るムーン みんな知ってる 全部偽物さ ここらにある星も うねるギター長い髪の あの娘古いロック弾いて それに合わせともに クルクルクル回る 星をもっともっと僕に当てて 照らせ僕の歪んだ顔を 鳴らした弦は夜に溶けていく だからね悲しくて泣き出しそう ワルツは歪んで不協和音さ 防音壁の中は 少し息が詰まるね 首を掻っ切って 連れ去ってやるよ だから、だからねえ 惰眠と揺れて揺れて 呼吸を止めたんだ 照らせ照らせ全ての夜を 鳴らした弦で反射させて だからねえ、悲しくて泣き出しそう ワルツは響く いつまでも クライムーン 回るムーン