さよなら おやすみ いつかまたね 手を振った 夕暮れ どこへ帰るかもわからないまま ただ歩いた 冷たい雨から逃げるように 駆け込んだ木陰で 刹那の息をつき 下弦の月 闇に落ちる 笑った顔はすぐに 思い出せるはずなのに 少しずつ滲んでく 零れ落ちた涙 眠れない夜 見上げた空 揺れる夜光は身を焦がす 瞳閉じれば記憶の海 深く沈み手を伸ばす 幾千年も変わらず 君を待つ... 〈♪〉 冷たい夜風に吹かれるまま 騒ぎ立つ羽音に 重ねる言葉もわからないまま また振り向いた 紡いだ花はすぐに 枯れてしまうだけなのに とめどなく望んでる 壊れだした何か 眠れないまま 抱えた膝 香る闇間に目を凝らす 後に戻れば孤独の森 深く潜み声を断つ 不変の冬の中でも春を待つ 〈♪〉 笑った顔はすぐに 思い出せるはずなのに 少しずつ滲んでく 零れ落ちた涙 眠れない夜 見上げた空 散りばめられた星屑を 指で繋いで十時の鳥 翼求め手を伸ばす 幾千年も変わらず 君を待つ...