夕暮れの坂道を 大きな背中と歩く グローブを抜いた左手 皮革の匂いが残る どんなに加減しても あなたの球は速くて 逃げ腰の僕を 茶化して 永遠に微笑んだ 「元気で暮らしてるか?」と 書かれた手紙 受け取る度に 独りで こらえた涙たち 止まらなくなるよ 僕の年頃には もう あなたは 家庭を築き 守るものがある強さに 僕は とても かなわない <♪> ごめんね この口唇は 嘘で誰かを傷付けるけど いつもの優しい瞳で 僕を叱ってください 「元気で暮らしてるか?」と 書かれた手紙 越えてゆくため 今度は「元気だよ」と強く 返事を書くから