流れ星に願い事を 唱えたなら叶うって いつか母がかけてくれた 優しい魔法 雨を弾く傘の音が 貴方の鼓動に聴こえる 寂しい夜は激しく強く 本当はとっくのとうに 魔法は解け 気づいてしまってるのに 夏の終わり見上げれば 貼りつけられた星が瞬く夜 せめてちゃんと傷つけて 終わりを教えて 背丈が伸び空に近づき 貴方も少し歳をとる いつまでも 自分勝手のままじゃいれない 雨が降ったこの街に ビニール傘の半透明に 誰にも見せぬ優しい頬に 流れて滴は消える まるで 僕らのプラネタリウムのように 夏の終わり見上げてる 幼い頃よりもずっと弱いけど どこかでまだ探している いつかきっと 夏の終わり見上げれば 貼りつけられた星が瞬く夜 せめてちゃんと傷つけて 流れた星に 優しい願いを