木枯らしが吹いたあの時から ハートの中に穴が空いたようだ 気付けば誰もいなくなっていて 最近ではそれに慣れてきた 小さな変化には動じないように 仮面を被っていて 誰にも悟られないように 傷付けないように あの時確かに触れた指先を 確かめる事できるはずなくて 自分の想いはそっとそっと 白い吐息とともに消えていった 少し伸びた襟足をそっと 気づかれないように 本当の気持ちを見せないように 悟られないように あの時確かに触れた指先を 確かめる事できるはずなくて 自分の想いはそっとそっと 白い吐息とともに消えていった 繕方を知らないせいで いつの間にか綻んでいった 今でも確かに残った胸の 熱だけは冷めないでいて