不要不Q

歌詞

デカい声はズルい デカいから届きやすい 小さい声しか出せないやつが 正しくない社会になっている でも安心してほしい デカい声で言うやつのデカい内容は 大してデカくない個人的な内容だ だけどここでだけ 僕はデカい声で言いたい デカい声のズルさを使って 個人的かつ重要な内容を伝えたい 世の中難しい問題でたくさんだ 人間関係、少子高齢化、戦争、疫病 僕たちはそのどれにも 正しい答えを出せていない アンサーはまだない 迷ってばかり ほんとほんと迷っている しょうもないことで散々に 迷いこそデフォルトである 何一つかっこよくない そんな僕らこそ間違いなく人類だ 正しい正しくないを 白黒つけようとするやつが 正しくないと 白黒つけたがるやつもいれば 自分を信じられなくて 我を怪しがると書いて 怪我してるやつもいるんだ 矛盾まみれな存在を自分だと 許してかなきゃ 生きていけないやつもいれば みんなちがってみんないいを みんな言って みんな 違わなくなったりしているんだ 僕たち人類は あの時疫病が流行って死んだ約束と あの時戦争が起こって死んだ兵隊と あの時差別が始まって死んだ 僕の心は 未だ何一つ報われてはいない 不要と言われてはいないけど 不要の意思を伝えられ 暗黙の了解で選ばれなかった 陰湿なルールの上で選ばれる生贄は 勉強運動ができないやつじゃなく ただ単に変なやつ 誰一人として分からないんだ この複雑な問題が 複雑なことを 単純にしていくためにも まずはその複雑に ぶち当たってかなきゃならない その中で見つけなきゃならない シンプルなアンサーを 僕たちは未だ理不尽をのんでいる 僕たちは未だ理不尽をのんでいる 僕たちは未だ理不尽をのんでいる 僕たちは未だ 不要不Qが急を要する あの時代を通り抜けて 僕たちに残った問題を 一つ一つ解いていく 全問正解は目指していない 目指すは一つだけでも確かな答え それが現れてくれることだけ さて随分お待たせしたね 僕たちはまだまだ戦える 僕たちはまだまだ考える ようやく見出した答えのひとつを あなたは尊厳と 呼ばずにいられないだろう さぁ かかってこい