なんでもない空が「嫌い」と 思うような喪失と相生の人生で とんでもない日々を渡った 君という存在と仰いだ蒼だ 夢も、現も、時の果ても 小っぽけにして心を選んだ どうか目を覚ましてよ 記憶のかたちが、 においが、色が、 君の帰りを待ってるんだよ 世界のその後を知り得ぬ二人の 風を切る隘路の先が途絶えても 往きたいから往くんでしょう? さあ、おいでよ 昔日に隠した、目も眩む傷が 今在る痛みの瘡蓋になるように 挫けた思いの数に一つ足したなら 奮った勇気の数になる君の 最後の一つに私がなるよ どうか、手を伸ばしてよ 泪のかたちが においが、色が 君を帰す光なんだよ 世界のその後を知り得ぬ二人で 手を繋ぐ最期をどう迎えようとも 生きたいから往くんでしょう? さあ、おいでよ 青い心二つ、失くさぬよう