歩道の隅に立たされた 公衆電話のように君は 自分の必要価値を見失いがちになる 必要とされない時代だな でもやっぱそんなこともないんだな 時々君も同じで 誰かに必要とされるんだね さっきまで笑ってたのは演技かい? これから泣くのは本気かい? 僕は君がいつだって必要なんだ だからここにいてよ 一人きりの時間が増えたとしても 寂しそうな君だけを迎えにいくから 雨に振られても雪が君を 染めたとしても この街の音が君を 仲間はずれにしても 春を待った 新しい足音が響いている 今更戻ってこない過去に何を 恐れるの 微動だにしない違う 微動すらできない君が そこにいた端っこにいた 行き交う人の側にいたんだ 本当に大丈夫? 雨に雪に振られたとしても この街の音が君を 仲間はずれにしても この声が君だけを必ず 攫いにゆくから