言えない気持ち 先に言ってよ 分かれ道 また明日ね いっそもう 会えない方が楽なのにな 夕立雲に 降ってもいいよと つぶやいて にらみつけた ずぶ濡れの私はもっとかわいくない かげろうのように揺らめく想いを 誰にも告げずしまっておくの 夏のしおり なさけなくって 涙止まるまで 歩きたい 仕事帰り 星空に 最後の花火が消えてく シャボン玉のように消えゆく想いを 誰にも告げずしまっておくの 夏のしおり 触れた指先から 願い込めた いつかの夏祭り 綿菓子のように膨らむ想いを 誰にも告げずしまっておくの 夏のしおり 言えない気持ち 先に行ってと つぶやいて にらみつけた 強がりの私はきっとかわいくない かげろうのように揺らめく想いを 誰にも告げずしまっておくの 夏のしおり あの夏の記憶 夏のしおり