長い間ずっと 記憶の奥で眠る少女は 目を覚ました ビルの草むら 掻き分けて あなたの鼻唄に誘われて 丘を登れば そこには 夕陽に溶けて 金色染まる二人で 風が吹き抜ける 忘れかけていた いつか夢でみたあの花を あなたが 名前を呼ぶその声で ここに咲いたフリージア 完成した気でいたパズルは また違うところが欠けていて 大人になるほど わからないことが増えて ビル風 吹き荒れる街角に 正しさ探すけど いつでもあなたは 欠けてた部分の空白を 優しく庇うように笑うから 今日も咲いたフリージア 忘れかけていた いつか夢でみたあの花を あなたが 名前をその呼ぶ声で ここに咲いたフリージア 強く咲いたフリージア 胸に宿るフリージア