Track by細川たかし
年に一度は 必ず通る 誰がつけたか 母恋鴉 行こか戻ろか 天竜川の 捨てた故郷を 何故よぎる あゝ 何故よぎる 一目逢いたや 瞼の母に 男涙の 長脇差(ながどす)抱いて 遠い故郷(ふるさと) 夢見る夜は 風も身にしむ 母恋し あゝ 母恋し 渡り鳥でも 男は男 からむ情けの 一本刀 天竜しぶきを まともにうけて 母恋鴉よ 何処(どこ)へ行く あゝ 何処へ行く