窓の外は 古い風景画のような褪せた心模様 時計の針繰り返し鳴り響く 何故か今日は耳障り 見慣れた空が少しだけ 遠く感じた昼下がり 色づく四季 過ぎ行く日々 小さな僕がいた コバルトに透き通る 曇りなき目で 「今が精一杯か?」自分を問い正す 背を向ける度失ったこと 今が取り戻す時ならば 濡れないように急ぎ足の人が まるで猫のよう 傘の向こう いつもより遠くへ足を運んだ夕暮れ 見つけた虹に少しだけ 届く気がした雨上がり 希望の位置 自分の距離 ぼんやり見えだした コバルトに透き通る 曇りなき目で 「今が精一杯か?」 自分に問いかける うつむく度に失ったこと 今が取り戻す時なのか? 幾通りの答えでも 望むモノと違っても 信じ抜けばいい 揺れる灯火 止まることのない旅 立ち止まる度 「今が精一杯か?」 自分に問いかける 何度も胸に繰り返し聞く 返る答えが霞んでも コバルトに透き通る ゆるぎなき目で 「今が精一杯か?」 自分を問いただす 背を向ける度失ったこと 今立つこの道に 答えはあるだろう