こんなどうしようもない ボクのことキミは 愛してくれたね…ありがとう 吐く息が視界を濁(にご)らせて 最後の場面 ぼやけてるよ 別れ際 キミは微笑んで 「じゃあまたね」って いつでも逢える様な顔で 冬雲(ふゆぐも)の下繋いでいた手を そっと解(ほど)いて 歩いて行った 降りだした初雪が キミを 白く儚く 遠ざけてく 追いかけても 戻らないこと 知ってるから 空見上げた 背中から抱きしめるたびに 不意にくるりと前を向いて 僕を見つめた キミの笑顔 きっと忘れられないよ <♪> 好きになるほどに 愛し合うほどに キミが抱(かか)えてた 寂しさを 見ようともしないで身勝手な 言葉ばかり 押し付けてたね いつだってキミは微笑んで 楽しむことが 下手なボクの心の奥 温め続けていてくれたこと やっと今更 気付いてるんだ 降り続く初雪の 色と 同じ色した キミのマフラー 目を凝らして 捜してみても もうなんにも もう見えない 泣いて振り切れるものならば いつまでだって泣いてるけど 泣けないくらい 悲しすぎて ただ此処(ここ)に立ちすくむよ 幾千の 雪片(ゆき)がボクを 今 空に吸いこんで行く 初めての想い 軋(きし)んだ痛み 永遠に憶えてるから… <♪> 降りだした初雪が キミを 白く儚く 遠ざけてく 追いかけても 戻らないこと 知ってるから 空見上げた 背中から抱きしめるたびに 不意にくるりと前を向いて 僕を見つめた キミの笑顔 きっと忘れられないよ <♪>