思い返せば後悔の日々だった 飛ぶための手段は 知ってたはずなのに 踏み出す事をいつも躊躇していた 優柔不断だと君は笑うだろう この翼で夜空を飛ぶ 勇気を与えてくれ 背後から忍び寄るのは 不安 あるいは僕自身か 誰からも恐れられ そして誰よりも恐れた 黒い鳥よ お前の翼は飾りなのか? それを使わぬ理由などない 隠れるためじゃなく進むために 今こそ空へと飛び立つのだ 欲望のまま動く君たちの事 あざけりながらもどこか憧れてた 漆黒の身でいつも闇に紛れた その果ての僕は何者でもなかった 飛び立つための勇気を 与えてくれたあなた 理由が必要だった たとえ 言い訳に過ぎなくても この愚かさが 今の僕にとって大事なんだ 黒い鳥よ お前の翼は飾りなのか? それを使わぬ理由などない 光に身をさらすのを恐れるな 今こそ宙へと飛び立つのだ この翼で夜空を飛ぶ 勇気を与えてくれ 誰も来ない喫茶店で 一人飲んだ薄いコーヒー あの宿り木から僕は 果たして飛び立てたのだろうか… 黒い鳥よ お前の翼は飾りなのか? それを使わぬ理由などない 隠れるためじゃなく進むために 今こそ空へと飛び立つのだ 黒い鳥よ お前の翼は飾りなのか? それを使わぬ理由などない 光に身をさらすのを恐れるな 今こそ宙へと飛び立つのだ