アイツは いい加減 あきれはてた顔で 素直じゃないよと 云いすてる アイツの言葉は 当りすぎるからシャク 聞こえないふりで 紅茶を飲み干す あきらめは 早いほう なぐさめは 嫌なほう ほっといて ほっといて アイツなんて 恋の相手じゃない その時アイツは もう歩きだしてた アタシは グラスで遊び続けてた 一日伸ばしに しているそのうちに 謝るチャンスを なくしてた アイツの行く店 のぞいてみたけれど ざわめきの中は 見知らぬ顔だけ きりかえは 早いほう くどいのは 嫌なほう 好きにして 好きにして アイツなんて 欲しい人にあげる アイツの優しさ 時々はがゆくて ちょうどいい頃 退屈してたの あきらめは 早いほう なぐさめは 嫌なほう ウソばかり ウソばかり アイツだけが 今も心占める アイツなんてジョーク 笑ったつもりでも 正直 鏡が涙みせつける