ため息が時間を溶かしてく 君の温もりがこの部屋から だんだんとぼやけてく そんな気がした 可愛げのない言葉も 朝の不機嫌もここには無いんだね 消えないで ねぇ 窓から投げた紙飛行機が 君を連れさって来てくれるような そんなこんなで私のものに なってしまえばいいのに 窓から捨てたくつの片方が 歩いて君の元へ なんて なんで 私はここにいるよ 何度目かの 一人の夜を 超えたあたりから消えた思いを 思い出せない僕は 空になったタンスの2段目に ありったけの後悔を詰め込んで また泣いて 気がついた まだ君の匂いを探していた 甘酸っぱい 残る匂いと 少しずつ消えてゆく感情が そんなこんなで私とともに 消えて無くなるように 窓から見えた君の横顔が 薄れてくその前に なんて なんで あなたはどこにいるの 限りない空の青さと 揺れる木々と寂しさ 変わりゆく街を見下ろして 君を探す 君は今 どこでなにをしている まだ消えない君の匂いと 君がいないこの空白も 1人だけ映るスクリーンの前で 息をしてここにいる ただまだ君がいた頃の景色 この胸に焼き付けて 私ここで一人で歩いて行く