自己宇宙で憶えた唄も 機嫌損ねちゃうと途絶える 事実 認めたいから願い 事実 認めないまま眠る <♪> でも拓いた残りの羽根の 意味を押し殺したのは誰 熱もこうして夜が明けることを 今まだ気付けないんだよ 行き場ない呼吸に僕が云うのは ″当たり前になってしまったよ。″ と繰り返すこと 触れた太陽の向こうから 嫌いな僕が呼んでる 纏ったつもりの夜が遠ざかる程 現在が本当だって唱えれば 魔法のせいに今日は泣くんだ この目眩ごと夢の輪郭も溶かす 熱帯夜 <♪> 指に引っ掛かったままの 事実 認めないから巡る 熱がこうして夜が明けることを 今なら気付けそうだろう 行き場ない呼吸が僕に云うのは 誰がどうなろうと 何度だって甦ること 錆びた太陽の向こう側 嫌いな僕が待っていて 迷った思いでも 汚さないで届けるから いつも本当だったモノにさえ 魔法のせいと嘘にするんだ 濁ったライトでも夢の続きを見たい だけなんだ <♪> やがて夜は明けて 忘れかけても すぐに甦る 鈍る過程とか陰る存在も "大事なんだ"と云うと 今の僕から目覚められそうで 消えた太陽の軌道の果てで ずっと僕を待っていて 正解はない日を 汚れたって届けるから 現実が本当だって思えれば 嫌いな僕も そう抱くんだ この目眩ごと 夢の輪郭を溶かして 夢の続きを見たくて 夢の終わりを告げる 熱帯夜