吐く息は だいぶ 白かった 石畳には うすぐもり 巨大な街に 明るい うろ 一人になれば こんなに 欲深いと知れた まだ眠ったままの きみを残し 悪夢で双六してあそぶ 恋をしたようだ 心 抜かれたようだ 恋をしたようだ 心 抜かれた もっとまともな話がしたいと 思うけど 言葉に 閉じこもる ばかりの俺は ページを繰る音を染み込ます 部屋の壁や 珈琲の水面に 恋だ これはそうだ 身体 おいてきぼった 恋をしたようだ 心 抜かれたかった 不機嫌を理解して 反応するセンサー 臆病になれたことが 嬉しいなんて 俺に近づきすぎないで 俺に近づきすぎないで