たとえば僕が ここから居なくなったとして 君は泣いてくれただろうか なんて考える どこかの誰か宛てに 新聞配達の若者が 今日も律儀に朝を運ぶ 白んだ空 いつだって ああ 嘘は綺麗で 真実は正しいだけ 消しゴムで消すみたいにさ 塗り変えられたら 楽になれるのに 言葉の奥は 見えないままだ レイニィ あの頃よりは 少しギターが上手くなったけど いつか孤独が 僕を喰い殺してしまうだろう そして君と同じとこに 行き着けたらいいね 遠く響き出した 始発電車のアナウンス 人間(ひと)はみな 他人(ひと)だからと 仮面で「ホンネ」を 演じて生きてく 夜が終わるまでに 僕は僕に戻らなくちゃ 君はいない 分かっている 忘れ方を忘れちゃったな 遠く響き出した 始発電車のアナウンス 大丈夫さ もう帰るよ 見えなくなってく 星くず ひとりきりの 世界へ