どうして気付いてしまったの 熱くなる頬に隠し切れない戸惑い ぎこちない距離 あやふやな視線 揺れる心 バレないように 人知れず響く胸の鼓動 呼吸さえままならないのに きっとどこかで願っているんだ 終わりのない時間を 恋の始まりは誰も知らない 私だけの宝物 少しでも言葉なんかにしたら 日溜まりのような笑顔も 土砂降りの泣き顔も全部 失くしてしまいそうで もしも一つだけ叶うのならば ただ君のすぐ隣で過ぎてゆく季節 眺めていたい 溢れそうなほどの想いは 胸の奥にしまいこんだ 二人の声は空に吸い込まれてく どんなに考えてみても 1ミリたりともわからない 本当のとこ 頭の中を覗けたらなんて 四六時中ぼんやりして そよ風がどこからともなく 音も無く君をさらってゆく その時まで曖昧にして 誰が何を嘆くの? 恋の行き先は誰も知らない 私だけの宝物 変わらない夕暮れに甘えてる 重なる二人の影に静かに はしゃいだ気持ちは 壊れてしまいそうだ いつか大人になってしまうのならば 何よりもただ二人に振り向いた先で 笑っていて欲しい どこまでも募る想いは いつまでもここにあるんだ 二人の声は空に溶けてしまう