真夜中を待った 眠る街 すり抜けて 辿り着いた 僕はまだ一瞬の夢を見続ける 遥か遠く 微かな光が浮かんでる管制塔を見た 満たされることのないまま 重なっていく どうしようもない思いがある 過ぎた春の中 置いてきたままの君の残像 憧れていたんだ きっと 浮かび上がった夜の残滓に触れて 思い出しているんだ どうしたって思い出せない言葉も 響く声もその輪郭も いくつかの夢を巡って 溶け出していった 真夜中を待った 眠る街をすり抜けて また巡り合った 僕はまだ一瞬の夢を見続ける 目覚めてしまっても 少しずつ透き通る空が 真夜中に全てを 置いてきてしまってもいいと 教えてくれる
