正しく信じようとしたって、 もう正しくないんだよ。 信じるものが変わって、 もう信じてないんだよ。 信じるか、 信じないか。 死んじゃないか、 それは真実じゃないか。 苦しいと見えてくるんだ。 走馬灯と同じような、 悲しみが光を帯びたんだ。 そう笑って闇に消えた。 例えば神に向かって叫ぶような、 明後日に向かって身体を震わせても 意味が無いようだ。 信じるか、 信じないか。 死んじゃないか、 それは真実じゃないか。 苦しいと見えてくるんだ。 走馬灯と同じような、 欠片たちの光が……。 信じるか、 信じないか。 死んじゃないか、 それは真実じゃないか。 「気付くか、気付かないか……?」 そう笑って消えた。