あぁ、怒りのひとつも湧かないよ この醜悪な世界の片隅で (なぜ皆笑っているんだ?) 暴走した善意が、ほら 君を見ている 赤く響くサイレンで僕の ズレた頭のネジを直してくれ (なぜ楽になりたいんだ?) 列からはみ出すことは 恐ろしいからさ 正義をがなり立てる旗 憎しみの矛先を探す 誰も正気じゃいられないみたいだ 心を囲うように閉ざしきった場所 僕を脅かす全てを拒絶して 明かりを灯そう ここはサッドマンズランド、 誰もいない世界 13の階段の先 心の外側のパンデモニウムが 道徳を犯している 暗いサッドマンズランド、 僕の安寧の地に 君もおいでよ あぁ呆れてものも言えないよ この均質な世界の中心で なぜ皆嘆いているんだ? 小さな悪意がまた見つかるから 誰もがかたちを失って 見る夢も同じような色で (なぜ辛くありたいんだ?) 正義にまわるために皆必死だった 心を囲うように閉ざしきった場所 僕を脅かす全てを拒絶して 明かりを灯そう ここはサッドマンズランド、 誰もいない世界 相対で交わせない言葉 顔のない板の向こうから聴こえた 耳を塞いだら ここはサッドマンズランド、 誰もいない世界 99の眩しい光 はみ出した1の悲しみは見放され 独りで塞いでいた 暗いサッドマンズランド、 僕の安寧の地に 君もおいでよ